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新型コロナウイルスとトロッコ問題

2020 3/25

新型コロナウイルスの感染拡大が止まりません。

特にアメリカやヨーロッパの国は非常事態宣言や外出禁止令が発令されるなど前代未聞の事態になっており、株価の暴落・東京オリンピックの延期など、経済や社会にも大きな影響が出ています。

しかし、ニュースを見ながらふと思うことが。

新型コロナウイルスってただの風邪じゃない?と。

目次

新型コロナウイルスによる死者・感染者数

もちろん感染力は高いですし、ワクチンも特効薬もまだありません。

まだ流行が始まって3ヶ月ほどなので、今後どのような症状が出てくるのか?変異するのか?後遺症は?など、未知のウイルスとして警戒しなければいけないのは重々承知しています。

3月24日時点での世界での感染者数は約40万人・死者数は約1万8000人

現在、死者・感染者数が世界最多のイタリアでは

感染者数・・・約7万人

死者数・・・約7000人(致死率約10%

となっています。

ちなみに、アメリカでの2017〜2018年にかけてのインフルエンザの死者・感染者数は

感染者数・・・4500万人

死者数・・・1万6000人

新型コロナウイルスの感染者数や死者数を見れば非常に多くの方が感染して亡くなっているように見えますが、アメリカでは毎年1万人から2万人がインフルエンザで亡くなっています

もちろん、今回のコロナウイルスの方が致死率は高くでており、特にイタリアは約10%という他国を圧倒する致死率の高さになっています。

世界の平均は約4.2%、同じヨーロッパのドイツが0.2%なのでイタリアの高さが際立っています。

しかし、そんなイタリアでも死亡者のほとんどは60歳以上の高齢者です

30歳以下・・・0%

60〜69歳・・・4.4%

70〜79歳・・・13.5%

80〜89歳・・・20.9%

90歳以上・・・22.5%

イタリアの死者数を年齢別に並べるとこのようになります。

59歳以下の世代では感染してもほぼ死亡せず、高齢者や持病がある方などが多く亡くなっていることがわかります。

そこで思い出したのがタイトルにもあるトロッコ問題です。

トロッコ問題とは

トロッコ問題とは1967年にイギリスの倫理学者フィリッパ・フットによって提唱された

「誰かを助けるために他の人を犠牲にするのは許されることなのか?」

という倫理的ジレンマについての思考実験です。

内容は以下のようなものです。

コントロール不能になったトロッコが線路を暴走しています。

このまま暴走を続けると、線路の先にいる5人の作業員を轢き殺してしまいます。

この5人からはトロッコは見えておらず、こちらからの声も聞こえません。

しかし、その5人の手前には線路の分岐があり、トロッコの進行方向を変えることができます。

ところが、分岐したもう一方の線路の先にも作業員が1人いて、そちらへ進行方向を変えればその1人を確実に轢き殺してしまいます。

分岐のポイントを切り替えるスイッチはあなたの目の前にあります。

さて、あなたはどうしますか?

有名な問題なので知っている方も多いと思います。

この問題は「5人を助けるためなら1人の犠牲は仕方ない」「自分がポイントを切り替えて1人を殺すのは嫌だ。5人は死んでしまう運命だったんだ」など人によって様々な答えを導きだします。

また、「5人が自分の家族なら?」や「1人の方が自分の恋人だったら?」などシチュエーションを変えることによって答えも変わってくるという大きなジレンマを抱えています。

新型コロナウイルスを世界中が無視したら?

なぜ今回このトロッコ問題を思い出したのかというと

もし世界中が新型コロナウイルスの存在を無視して普通の生活や経済活動をしていたらどうなるんだろう?と思ったからです。

新型コロナウイルスで高齢者や持病のある方は犠牲になってしまいます。

しかし、59歳以下の世代の多くの人は発症しないか、発症しても重症化せずに治っています。

それならば、高齢者の犠牲はある程度仕方がないと割り切って普通の生活をする。

そうすれば社会的な混乱や経済へのダメージは起こらないのではないか?

高齢者を犠牲にして社会や経済を守る」or「社会や経済を犠牲にして全員の命を救う」という2択がトロッコ問題と少し似ているなと思ったわけです。

大事な家族の中に高齢者や持病を持った人がいれば「なにがなんでも助けたい」と思うでしょうし、自分が経営している会社やお店が今回の騒動で倒産や閉店ということになれば「自粛自粛やりすぎだ!」という人もいると思います。

上でも書きましたが、アメリカでは2017年〜2018年のシーズンで1万6000人がインフルエンザで亡くなっており、毎年平均してもそれくらいの犠牲者が出ています。

日本感染症学会によれば、日本国内での市中肺炎(日常生活で罹患する肺炎)の患者数は年間約188万人、そのうち約7万4000人が死亡していて、致死率は約6.3%です。

毎年インフルエンザや肺炎でこれだけの人たちが亡くなっていても、特に人々は怯えることなく普通に生活しています。

それなら、今回のコロナウイルスもいつも通りの風邪やインフルエンザ同様にある程度無視してしまえばやり過ごせるのではないか?と。

この記事は現在世界中で行われている様々な対策を否定するものでは決してありません。

ワクチンも特効薬も無い未知のウイルスに対しては常に最悪の状況を考えて行動しなければいけません。

そして、倫理的にも国や自治体が命の選別をして、誰かを犠牲にして誰かを救うようなことができないこともわかっています。

若い人たちの死亡率が低いのは各国の徹底した対策のおかげだという可能性もあります。

世界中の国々の対策が功を奏して、1日も早く元の生活に戻れるようにみんなで力を合わせて行かないとなと思います。

今回の記事は、個人的に少し気になった事を独り言のように書いてみました。

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